‘旅日記’ カテゴリーのアーカイブ

5000年の愛

2007 年 2 月 7 日 水曜日

yahooニュースを見ていたらこんな内容の記事を見つけた

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イタリア北部のマントバ近郊で、5000─6000年前に埋葬されたとみられる抱き合った男女の遺骨が見つかった。歯が磨耗していない事から若くして死亡したとみられる。
二人一緒に埋葬されたことはもちろん、抱き合った形で発見された例もないそうだ。
(yahooNewsより一部抜粋)
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記事にも驚いたが、その横にあった遺骨画像を見て胸が熱くなった、、、

やさしく包み込んでいるその腕は骨になってもしっかりと残されている。
5000年の時間を経、深い愛は色あせることなく生き続けている。

なんて素敵な発見だろう。

突然の体調不良、美幸がダウン

2007 年 1 月 7 日 日曜日

「ハージ、ハージ、、、」
「、、、ん?、、おーおー。。」

裾をツンツン引っ張る美幸に起こされた。。

ネットカフェの保守の仕事は、だいたい深夜に行う。
美幸に起こされた私はちょっと寝坊してしまったか、とあわてて起きる。

「気分悪いよー、、ハージ」

横でうずくまる美幸が苦しそうにしている。

めったに病気をしないだけに動揺を隠せない。

しばらくすると、ふらふらと立ち上がり洗面所へ向かう美幸。
追いかけて背中をさする私

「大丈夫か、、大丈夫か、、、」
「苦しいよぉ、、、」

ただ、撫でるだけしかできない無力で小さな自分に苛立つ。。

小次郎も悟ってか、ちょっかいを出さず、横でお座り。

”何かに当たったか?”

今日、晩飯代わりに寄った近くの居酒屋で、いくつか生ものを口にしていた。

「ウ、、、ウゥ、、、」

、、、

「ゴメンネ、、」
「いいから。ゆっくり休んでな、、」

30分後、準備を済ませた私は、力なく横たわる美幸に声をかけ、部屋を出た。

普段がはちきれている彼女だけに、落差が大きいととても心配になる。

”早く良くなってくれ、、”

深夜の高速に乗った。

現実へのカウントダウン

2007 年 1 月 4 日 木曜日

年末年始も基本的には仕事だったけど、
気持ちのどこかでやっぱり「お祭り」してたところがあって、
集中もそうもたなかったが、、

いよいよ明日、、い、いや今日か。
また現実に引き戻されます。。

明日は10日ぶりに美幸が富山から戻ってくる。
迎えの車内でコジローが「うれション」しないことを祈る、、、

も少し仕事してから寝よ。。

サッカー部OB会

2007 年 1 月 3 日 水曜日

今日は年1回、毎年1月2日に行われるサッカー部のOB会。

15年ぶりくらいにマネージャーに会ったのが印象深かった。

高校の印象そのまんまなのに、両手に子供を連れて登場。。。

懐かしい人と会うとその当時の自分に戻れると同時に、
良くも悪くも時間の経過というものを思い知らされる。
今回は前者だな。

みんな頑張っている^^

あと、そう。ワシの親友がとうとう入籍した!
が、残念だったのは年末のそれを今日初めて聞いたこと。
でも、ちゃんと理由があったようなので良しとしとこう。

ランドセルを背負ってた頃からの親友、
ボケボケしいところもあるが、誠実なイイヤツだ。

おめでとう!
お幸せに。

あけますた

2007 年 1 月 1 日 月曜日

今年は静かに正月を迎えております。

美幸は4年ぶりに富山で年越しの為、帰郷。
ワシは静かに愛犬コジロ(Mダックス。♂。また紹介します。)と年越し。

今年も自分への程度な刺激を与えていきたいとこ。
今年はどんな事が待っているのか^^楽しんでいきましょ。

お、サイト、やっと変わったね♪

2006、駆け込みの書き込みでご挨拶

2006 年 12 月 30 日 土曜日

あっという間に2006年が過ぎてしまいました。
駈け込みですが、とりあえずサイトを整理しました。
コンテンツに関しては中身が「まんま」なのでリニューではなく「整理」としました。

リニューもしてます。それは、ページの作りの部分で、
いわゆる「ブログ化」というやつです。

「継続は力なり」

さぁ、初心に戻ってまた旅に出た頃と同じように無理なく始めてみたいと思います。
更新も毎日ではなくまずはゆっくり、、、続けたいからね。

では、良いお年を。

新垣映画組合へ

2005 年 4 月 7 日 木曜日

新垣映画組合は20年も前から活動している県内の自主映画サークル。二日前に初めて送った「仲間に混ぜてもらえないか」という内容でメールの返事がその翌日に返ってきていた。返事をもらえなくても得意の”突撃”で行くつもりではあったが、思った以上に好意的な返事に「早く会いたい!」と気持ちが逸る。

”いよいよ会える!!”

旅の途中2年以上前からネットでその存在を知っていたワシは、ずっとこの日が来るのを楽しみにしていた・・・

「コンバンワ、、、」

19時。沖縄市にあるチルドレンセンターへ到着。中では演技の練習をしている男女のペアとそれを指導する男性、奥にも同じように練習している別の組がいた。先日のメールに”今「憑きもの」という作品を手がけている”とあったが、おそらくその練習だろう。状況から見て今は声をかけないほうが良いと判断。邪魔にならなそうな少し離れた場所で落ち着くのを待つことにした・・・

「沖縄は暑いですねぇ、、、」

「そうですねぇ」

「、、、これからお食事ですか??」

「、、、はい。」

「もしよろしければ、、、」

本土からきたまじめそうな男性が、地元で知り合った女性に声をかけるシーン。真剣に演技する二人を至近距離で見つめる演技指導の男性。さらにその横でカメラを回す男性。

”そう、これなんだ!これなんだ!”

その様子を遠くで見つめるワシは内から感動がこみ上げていた。

”仕事を持った大人達。ワシよりも先輩の皆さんがこうやって真剣に物作りに取り組んでいるんだ。全力で!”

楽しい。まだ誰とも話をしていないのだが、なんとなく居心地が良く、早く交わりたいと思えた。遠くから見つめるワシの目はさぞかし輝いていた事だろう。あっという間に時間が過ぎていった・・・

「どうも。初めまして宮良と申します^^」
「初めまして。長田と申します^^」

休憩時間に声をかけてくださった宮良さんはワシのメールを受取った方だった。偶然にも同じコザ高校の出身だで学年もワシの1つ下で近い。勝手に親近感を抱きつつ話はもりあがる。ここでも時間はあっという間に過ぎていく。

「練習終わった後にちゃんと紹介しますので、もう少しこのままで、、、」
「はい。よろしくお願いします^^」

練習が再開した・・・

「そうか~、とてもオモシロイね!」

練習を終えて役者さんを帰した後、スタッフ数人でミーティングも兼ねて近くのサテンでメシる。ワシは監督の新垣さんによる簡単な面接(というか「面通し」みたいな感じかな)を受ける。ワシがこのサークルを知ったキッカケや旅の事を話すと喜んで下さり、早速明日以降の活動に参加させてもらうことになった。

「皆、仕事を持っているから、ナガタくんもそう肩を張らずに、、、」
「はい。有難うございます~」

感動させられる表現者を目指し、まずは自ら感動屋になるべく旅に出てから2年10ヶ月。いよいよその門をくぐったワシの胸は希望に満ちていた

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(画像なし)

親父が待つ実家へ

2005 年 3 月 17 日 木曜日

何度と無く想像したこの瞬間は案外あっけないもの。北海道で再会したときより更にヨボっている親父が、変わらない笑顔で迎えてくれた。48時間かかった船旅を終え、沖縄へ到着した・・・

「うわ!青っ!」

7時。甲板にあがったワシは思わず感嘆した。

高校を卒業してすぐに本土に出て8年くらい生活していたワシは内陸に住んでいた為、実際に海を目にすることが少なかった。今回の旅で散々本土の海を見てきたワシはいつしかオキナワの海の色を忘れていたようだ。眼前にひろがる(マリンブルーというよりも)スカイブルーはワシの心を改めさせ、誇らしく思わせた。

”帰って来たんだオキナワへ”

汗が少しだけにじんだシャツ。ワシはその中を通る心地よい風に暫く身を委ねていた・・・

「ああ!タッチュー!」

沖縄本島が見えてきた。本部町の西側を航行しているとその伊江島が見えてきた。「タッチュー」とは尖ったもの、そびえ立つものを形容する言葉で、伊江島の中心部が少し尖り気味の丘になっている事から地元では良く「伊江島タッチュー」と呼ばれる。ワシはカメラを構えながら昔家族で島をドライブしたことを思い出し懐かしんだ・・・

「これからどうします?」

48時間の船旅。2等客室には十数人の客が居て、最初の頃は皆殆ど会話をせずに過ごしていたが、徐々に言葉をかけあい、グループらしき形ができはじめた。知恵の輪に夢中になっていたワシにも声がかかり、ゴアイサツ。それぞれの沖縄に帰ってからのプランを話し合う。ワシ以外の3人は皆「移住組」という事が分かった。

”人気だなぁ”

ちょっと嬉しかった・・・

”カン、、、カン、、、カン、、、”

那覇新港に着き階段が降ろされていよいよ3年ぶりの沖縄へ。一歩一歩踏みしめながら、3年前にこの階段を上っていった事を思い出す。カメラをムービーモードにしながらその瞬間を捉える。

「すぅ、、、、ふぅ、、、、」

息を大きくすって大きく吐いた。

到着。旅の途中、それこそ”サクラ”を使ってでも沢山の人に迎えに来てもらおか!と考えたこともあったのだが、、、理由が理由だ。仕方ない。いつか、旅を再会できた時に本当のゴールの時に迎えてもらうことにして、久々の帰郷を素直に喜ぶ事にした。

「それじゃ!またどこかで会ったときに!」

船の中で知り合った仲間たちと記念撮影。順番に運ばれてくるバイクに乗っては一人、また一人と場を後にする。ワシの愛車も運ばれてきた。

「それじゃ!オキナワをおもきし楽しんで下さい!」
「はい!お元気で~!」

”よし、行くか!!”

久しぶりにエアコンのスイッチを入れて港を出た・・・

「3年ぶりに帰ってきました、、、」

県庁でパンフをもらって撮影したあと、いよいよ実家へ。車を降りたワシはまたまたカメラを”ムービーモード”にして録画開始。ぶつぶつと「ナレ」を入れながら家に近づく。

「ただいまー!!、、、、とーちゃん?、、、あれ???」

居ないぢゃない((((^^;

”チェー!、、トイレか、、、”

記念すべき瞬間を撮れなかったことに舌打ちしつつ親父を待つ。

「はじめー?お帰り(´ー`)」

北海道で会ったときより更に動きが遅くなったか?親父が嬉しそうな顔で迎えてくれた。

「とーちゃん、ただいま。」
「おかえり。ごはん食べたか?」

”うん。たしかに口調がハッキリしている”

肝硬変を患って「このまま飲酒を続ければ命に関わる」と言われてからの親父は生まれ変わった様に健康的な生活を送っていると聞いていた。テーブルにはかつて常備されていたお酒は無く、代わりにその場所にオレンジの野菜ジュースが置かれていた。姉弟で十年近く「飲みすぎないで!」と訴えていたが一向に聞く耳を持たなかった親父がねぇ、、、

「まだ!腹減った~」

「(入れてくるから)座っときなさい」

「んー」

、、、ただいま。とーちゃん。

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1枚目:風ピュー!
2枚目:与論島へ到着!気持ちイイ!!
3枚目:伊江島タッチュー
4枚目:水納島
5枚目:船中のお仲間さん
6枚目:到着!皆でイェア!!
7枚目:沖縄県庁。これで47都道府県制覇!!
8枚目:担当の方。感謝でっす!
9枚目:うちのとーちゃん

知り合った皆へ感謝!海路で沖縄へ

2005 年 3 月 15 日 火曜日

出発から24時間。大きな不安ともっと大きな期待に胸を膨らませながら鹿児島へ降り立った瞬間を今でも鮮明に覚えている。それから数え切れない程の道を駆け抜け、数え切れない程の人と語り合い、数え切れない程の感動に巡りあえたこと。大きな感謝の気持ちで応えたい。

「ありがとう」

沢山の思い出を胸に、今日、海路で沖縄へ・・・

「11時からオープンです」
「げ!!」

ベイブリッジが見える本牧埠頭でズラリと並ぶトラックの隙間に路駐し寝ていたワシは、8時前に起床、埠頭を出る。混みだした道にイライラしながらやっと見つけた銭湯だが、入り口前で掃除するおばちゃんに聞いてみたところ残念ながら「開店前です」と。あきらめてそのまま晴海ふ頭まで走ることにした・・・

晴海ふ頭に到着したワシは洗顔の為トイレへ向かう。直線道路をあるくワシはこれまでのここでの出来事を思い出す、、、

、、、沖縄からライブしに来ていたAIMの二人と一緒にキムチ鍋をやったこと。連日やってきた夜中の職務質問にウンザリしたこと。ケンカの真っ最中、レインボーブリッジを見ながら隠していたケーキを差し出し美幸ちゃんの誕生日を祝ったこと。ノゾキに気づいたワシらが逆にビデオ撮影してやったこと。落とした携帯を拾ったこと。PCに飲み物をこぼして壊してしまっこと、、、

(´ー`)「いろいろあったなぁ、、、ありがとう」

東京の思い出の中ではずせない舞台となった晴海ふ頭。長い直線道路を目に焼きつけ後にした・・・

「はい。もうすぐ到着ですが、、、え?近いですか?」

ガソリンを入れメチャ久しぶりに洗車をした後、48時間の船旅に備え食料を調達。ターミナルへ走っていると、武井さんから電話が入りターミナル近くまで来ていることを知り待ち合わせる・・・

「どもー!」
「あ!ドニーも♪」

車からは武井さんとまみサン。そして愛犬ドニーも一緒だった。

「時間が無いので早速行きますか、、、」

乗船手続きを済ませてから出港までの間にメシろうとフジテレビ近く、デックス内にある中華バイキングへ急いだ・・・

「あ!よかった!間に合った!」

時間が押しててバイキングの食事もままならぬ、とにかく口の中にブチ込む!そろそろシメにかかろうかという頃、仕事を終えたぶんサン駆けつけてくれた。一緒に食事したかったが、、、ゴメンナサイ。間に合わず。そのまま、店を出た・・・

「これ、もってって下さい^^」
「あ!これ、、、」

東京での最後の写真。何枚も何枚も、出発を惜しみながら撮影。武井さんから頂いた袋の中には千葉名物のお菓子と”知恵の輪”が入っていた。

「船の中は退屈ですからね^o^
「ありがとうございます」

気遣いに感謝です。遠慮なく頂戴して撮影を続けていると、

「あ!あれ!!急いで!」
「あ!?やっばいよ!」

なんと、乗船する階段がクレーンで吊り上げられようとしているではないか!あわてて荷物をまとめて階段を駆け上がった・・・

「オリャー!、、、うーわ!アカンわ!!」

乗船から30分後、船は動き出した。ワシはそのタイミングを見計らってぶんサンが用意してくれていた紙テープ2個を投げた!、、、が!勢い良く伸びたテープは長さが足りず下まで届かず。強風にあおられ横に舞っていた、、、

「足りてヘン!アハハハ、、、ハ、、、(!?)」

最初は大笑いしていたが、テープの届かないその先に立つ皆の姿に自分が”その場所”から離れている現実に今更ながら気づかされ、、胸を詰まらせた。

「、、、、」

もう、表情さえも分からないくらい離れてしまった。皆にまっすぐ向かいって思う存分泣い・・・

振り向けばお台場の夕焼け。寒さも忘れしばらく眺めていた、、、

ありがとう全国のみんな!
ありがとう俺の1000日!
ありがとう、、、タビノススメ!!

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1枚目:ガソリンを入れ、洗車も
2枚目:武井さん、まみサン、ドニー登場
3枚目:中華バイキングにて急いで食う
4枚目:ぶんサンも登場!アリガトウ!!
5枚目:夕日がきれい!お台場の景色
6枚目:船が出る。アリガトウ!お元気で!
7枚目:東京が離れてく。沖縄へ帰るんだなぁ、、、
8枚目:二日間の船旅が始まった。客室の様子
9枚目:コンセントを見つけて場所を確保!

アリガトウ

2005 年 3 月 7 日 月曜日

2003年冬。カウンターの向こう側でビール片手にレジを待ってたあの時のあの女の子がこの先1年以上も一緒に苦楽を共にする事になるとは、、、

出会ってから今日まで。ほとんど四六時中一緒に居た旅のパートナー美幸ちゃん。今日、それぞれを待つ場所へ互いに背を向けて走り出すことになった・・・

「最後だし!1時間だけ行こう!」

8時前の起床。もう滑ることは無いだろうと、ボード関連のものを殆どしまいこんでいた二人は、余りの快晴ぶりにガマンできず滑りを決行!バタバタで準備をして最後の滑りを楽しんだ・・・

”部屋の皆さんアリガトウ!!”

滑りを終えたワシらは大急ぎで部屋を片付けなんとか一区切り。部屋を出たところで、記念撮影をしたワシと美幸ちゃんは、ずしりと重くなったそれぞれの車を出した。時間は既に午後1時をまわっていた・・・

(´ー`)「結局ここになっちまったな、、、」

昼飯を食おうと2台で向かった先は「ガスト」。最後くらいいつもと変わったモン食おうよみたいな話も出たが、なんというか、最後だからこそ今まで一緒に過ごしてきたん「日常」を脳裏に焼き付けたかったのだろう。

「じゃ、これとこれで、、、」
「はい。かしこまりました、、、」

いつものメニューをオーダーし、それが運ばれるまでスープバーを飲みまくる普段と変わらない食べ方をした・・・

「もっかいやろ!モッカイ!」
「よっしゃ!もっかいな!」

ガストのテーブル席には液晶パネルが設置されていて、占いやゲームなんかができるようになっている。普段、ワシが「やりたい!」と言っては「モッタイネェダロガ!」と斬っていたミユキちゃんだが、今日は違う。何だかんだで3,4回はやってたかな、、、ここを出るといよいよお別れだと分かってるからだろうか・・・

「じゃ、いこっか(´ー`)」
「ん、、(´ー`)」

無常に時計の針は進み、16時を目前としていた。刹那、胸が締め付けられ苦しさで涙が出そうになる。こらえるワシは深呼吸で誤魔化しガストを出た・・・

「いかん、山が写っとらん!」

ガストの向かい側。ジャスコ駐車場で最後の記念撮影をしようとお互いのカメラを手に車を降りる。ワシはめったに使わない三脚を取り出しカメラをセットし、撮影開始、、、

「んー、イマイチ^^;」

今日のワシの髪型「ネタか!?」と思える程のオモシロヘアー。何度とってもキチンと撮れないので、一回髪をグシャグシャにする。

「うん。いいんじゃない?マシんなったよ」

美幸ちゃんの「許し」を得て、最後の一枚を撮影する。

「わらってな。」
「うん。」

・・・

「それじゃあ」

これまで、旅の途中でお世話になった皆さんには、お別れの際に正面に立ってきちんと握手し、その握られた手を拝むようにして「有難うございました」とお礼するのがワシの「お別れの儀式」になっていた。

そして今、目の前に立っているのは美幸ちゃん、、、ずっと助手席で一緒に笑っていたあの「美幸ちゃん」が立っているのだ、、、

手を出すワシ。

いよいよ最後だ。

加速度的に胸が鳴る、、、両手で硬く美幸ちゃんの手を握ったワシは歪みそうになる顔を隠すように前にかがみ声を絞り出した。

「 ア リ ガ ト 、、、」

キチンと言い切れないままのどが詰まってしまい、、、伏せた顔を上げることができず、しばらくそのままになってしまった・・・

「じゃ、、」
「うん、、」

落ちそうになる涙をこらえつつ、やっと出た一言。何を強がっているのか、、、言葉少なく車に乗り込んでしまったワシは自身の行動を悔いた。もっと話したかったのに、、、。ワシの行動に同調する形で美幸ちゃんも車に乗り込んでしまった・・・

「アリガトウ!!」

オリンピック道路を左折するワシ、美幸ちゃんは右折できるタイミングを待っていた。ワシは、対向車から見られても構わず大声で叫び窓から手を振った。

そしてミラー越しに美幸ちゃんが右折することを確認したその直後、、、

「!!」

あの恥かしがりやの美幸ちゃんが対向車を気にせずワシと同じように小さな腕を出して力いっぱい振ってる!!ワシはその感激をさらに大きく手を振る事で伝えた

そして、下り坂で少しずつ車が沈み、その手までも見えなくなった瞬間、、、

グシャグシャの目から大量の涙が流れ出た・・・

5月から出発した二人旅。思えば、あっという間の10ヶ月だった。

「アリガトウ。ありがとう!美幸ちゃん」

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1枚目:最後の滑りを終えた直後
2枚目:残りの荷物を整理
3枚目:部屋を出る
4枚目:最後の2ショット。楽しかったよ!
5枚目:北アルプスがキレイだ
6枚目:晩は埼玉の齊藤サンと