2003 年 9 月 のアーカイブ

越冬の宿とシゴト決定

2003 年 9 月 30 日 火曜日

前回の越冬告知から2週間。探しに探し、迷いに迷ってついに、春までの宿を確保しました。「セイコーマート」という北海道で展開するコンビニエンスストアで働かせてもらいながら、そこの2Fで寮生活です。多くの出会いと発見を期待しつつ、”越冬大作戦”スタート!

越冬の城へ。しょっぱなから悲劇に見舞われる

2003 年 9 月 30 日 火曜日

会ったその日に依頼を受け突然引き受けた5泊6日のお留守番も今日で終わり、”越冬の城”コンビニの寮へ向かうワシ。部屋へ入って間もなく悲劇が訪れる・・・

いつものように庭とワシを交互に見ては「ニャー(外へ出して)」と訴えるネコちゃん達。ご飯をあげた後に外へ放す。

”サスガに昨日程のことは無いだろう・・・”

昨夜、午後に外へ出たっきり夜になっても帰ってこなかったお母さんネコの福ちゃん。心配させた挙句、晩にひょっこり帰宅。何食わぬ顔。今日は昼過ぎに寮へ行く約束をしていたので、それまでには帰ってきてもらわねば、、、とは言え、言ってわかる方達ではない。「お~い、たのむぞ~」ワシの声は空しく部屋に響く・・・

午後。3匹は常に行動をともにしている訳ではなく、むしろ殆どそういうことは無いくらいバラバラ。部屋への出入りもタイミングがあって、3匹一緒に戻る時期については、その周期を見極めなければならない。心配していた通り、3匹同時に戻ることなく、リミットが近づいてきた。そろそろこちらから”捕獲”せねば。

遊チャン、、、アトゥイ、、、、そして福チャン。それぞれ捕獲成功。だが時間はすでに2時前。ウワー!急ぎで車を出す・・・

「コンチワー!」

池田店長へ声をかける。「はい、こんにちわー。では早速行きますか」店の2F、従業員寮へ案内される。

入り口のロックの暗証番号を教えてもらい、寮へ入る。部屋番は”E-2”。入り口のほぼ正面だ。「こちらです」「おお!!」早めに来たのは掃除が目的だったが、全然キレイだ。スグにでも入れそう。「詳細は既にここに入っている伊藤君から聞いてね。伊藤クーン」入り口から長い廊下を通りほぼ反対側の部屋から伊藤さんが顔を出す。「ナガタですー^^よろしくお願いしますー」・・・

「そろそろ到着しますのでヨロシクー^^)/」

公衆電話からTELが入る。米倉さんだ。帯広の実家から帰宅される予定の17時が近づいていた。カギはワシが預かっているので、それをお返ししなくてはならない。伊藤さんから一通り説明を受け終え台所で話し込んでいたワシ。「ほいじゃ、そゆことでこれから宜しくお願いします」先は長い。挨拶も早々に寮を出た・・・

「お待たせですー」久々の青パジェロは既に駐車場入りしていた。カギをお渡しして中へ入る。猫ちゃん達が迎える。「ただいまー!」

今回、実家へ戻られたのは、冬用の荷物を取りに行くことも目的にあったようだ。パジェロには荷物がてんこ盛り。バケツリレーで荷物を中へ移す。

晩は、”お礼に”と、ワンパターンだがキムチ鍋を作り一緒に食べた。「ほんとお世話になりました、そんな遠くないし、またお邪魔しますー。では!」握手をし、再び寮へ向かった・・・

到着後、とりあえず必要な荷物を移し終え、テレビを見ながらボチボチとメールチェック。

”あ、そうそう、、、”忘れた電源ケーブルを取りに車へ向かうと、

「ヤラレタ、、、。」
愕然、ワシの右後ろタイヤはその丸みを失っていた。。。

”車を離れて2時間も経ってないのに、、マサカ、、、”
悪い予感が頭を過った。

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1枚目:「出さんかい!」態度で訴える3匹
2枚目:越冬の城

運命の電話

2003 年 9 月 29 日 月曜日

日中は部屋にこもり作業に励むワシ。ネコちゃん達との生活にも慣れてきた。夕方、履歴書を提出したコンビニから面接の合否を知らせる運命の電話が鳴った・・・

朝、ネコ缶を開けて半分だけ手鍋へ移す。米倉さんのアドバイスで”おから”をそこへ足す。それらをスプーンでぐるぐるとコネはじめると、金属のこすれる音を聞いて条件反射でネコちゃん達が寄ってくる。遊とアトゥイはこの時がどんなときよりも一番”積極的”だ。鳴きながらカラダをこすり付けるまでは可愛いのだが、ジャンプしてワシのジーパンをよじ登ってくるあたりはそのマジ度にちょっと引く。

「イデデデー!!!」

ハイジャンプで腹あたりに直でやられたときに爪が食い込む位しがみつかれる。これは激痛。振り切って、追撃を避けつつ仕上げたご飯を皿へ盛る。

「ほれ、メシはこっちだから^^;」食い込んだ爪んとこが赤い点々になってた(涙)

食べ終えたタイミングを見て、部屋の戸を開けて3匹とも外へ放す。その間に砂トイレの片づけをし、減った分の砂を追加する。

次はワシの番と、冷蔵庫を開ける・・・

すっかり慣れてしまったこの生活パターンは決して悪くはなく、むしろ楽しい。

”今日は1日部屋でゆっくりしよう。。。”暫く空を眺めたあと、PCへ向かう・・・

夕方まで作業に没頭していると、米倉さんの電話が鳴る。
留守電が反応し、録音状態になる。

”ピーッ”「・・・あ、もしもしー、セイコーマートのイケダですけども、、、ナガタさーん?」あわてて受話器を取るワシ。「あ、もしもし!はい、長田ですー!」

「初出勤はすこし後になりますが、採用決定ですので^^」
「ありがとうございますー!」心で”イェス!”叫ぶワシ。
「そちらの部屋にはいつまで居られるんですか?」
「一応明日出る予定になっています」
「そういう事情なら、明日からでも寮に来て頂いていいですよ」
「ありがとうございますー!!!では、シツレイ致します」

「いょっしゃぁぁーー!!」

旅史上最長、ワシの壮大なる”越冬大作戦”が始まった。

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1枚目:アトゥイ&遊。仲良しです
2枚目:ここで作業しています
3枚目:遊の寝顔

お隣さんからの頂き物

2003 年 9 月 28 日 日曜日

「手紙書いておきますね」米倉さんが実家へ発たれる直前、隣のおばあちゃん家に挨拶に行ってきたが、残念ながら留守。入り口に手紙を挟み米倉さんは発った。

「すいませーん、すいませーん」

入り口で呼ぶ声が。「はいーちょっと待って下さいよー」ネコちゃんが外へ行かないように、通り道になるドアを締めてから玄関を開ける。

「これいっぱい作ったからちょっと食べてくんねかな」

満面の笑顔のその手にはタッパーが。お隣の中里さんだ。中にはふかしたカボチャがいっぱい!感激である。「有難うございますー!」

米倉さんが出発した翌日にも煮豆をもらっていたワシはもらいっぱなしじゃなんだからと”何かお返しできるものはないか”と、聞いてみた。

「サンマをお分けしましょうか!」「あるからいいよ」
「じゃあネギを!」「うちで育ててるからいいよ」

「あ、そっすか^^;」鉄壁。。。思いつくもの思いつくもの全部、「家にある」か「畑にある」と。上手だった・・・

米倉さん宅はネットがつなぎ放題で電気もある(当然だけど)ので、いうことナシなんだけど、唯一、ドコモ、ジェイフォンの両方が”圏外”。。電波が届かないので当然携帯宛てのメールも入らない。

”届かない”なら仕方ない。

最初は不安だったが、時間を追うごとにそのストレスからも開放されていく。携帯を持って10年近くなるが、なかなかそういう体験はできない。(”携帯の電源を切ってりゃいいやん!”て言われそうだが、そういうことでもないのよそれが^^)午前中は可愛いネコちゃんたちととてもまったりした時間を過ごした。

昼過ぎ、履歴書を持ってセイコーマートへ届ける。

「じゃまた明日にでも採用通知を致します」
「あの、私は今携帯が使えないところにいるので、ここの番号に・・・」

忙しそうに見受けたので長居はせず、用件だけ伝え、場を後にする・・・

「こんにちわー、こんにちわー!」

晩、豆腐に乗せるネギを刻んでいると声が。ネコちゃんを外に放していたのでドアあけっぱで玄関へ向かう。「おやまあ中里さん」

「石狩鍋つくったんだけど一人では食べ切れなくてねぇ・・・」

朝のカボチャのときもそうだが、丁度ご飯を作っているときに持ってきて下さるのでかなり助かる。遠慮なく頂きやす!

メシと同時に”思いやり”も頂いた。感謝。

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1枚目:隣の中里さんより、カボチャです
2枚目:またまた石狩鍋頂やした
3枚目:”やりすぎ感”のある山盛りおろし

ジージョさんからコンビニへ繋がる

2003 年 9 月 27 日 土曜日

昨晩、人見知りをしないネコちゃん達は仕事中のワシの膝を狙ってゴソゴソと潜りこんできた。何度か入れ替わりがあったが、最後に勝ち取ったのはお母さんの福ちゃんだった。主人(米倉さん)がいない初めての晩だった昨日、夕方に「遊ばせてー!」と外とワシを交互に見ながらニャーニャーする3匹に対し、この時間に遊ばせて良いのか?とビビりが入ってしまい、あまり遊ばせてあげてなかった。一番の”出たがり”の福ちゃんが膝元でスヤスヤ眠る姿を見て、”悪い事したなぁ”と反省。

”よし。明日は思いっきり遊ばせてやるぞー!”・・・

「・・・ってオーーイ!どこ行ったー!帰ってきてけれー!」

日があけた今日。仕事を紹介してもらうためジージョさんの宿へ行く約束をしていた為、朝は余裕をもって早めに3匹を外へ放したつもりが、出発の”ゴゴイチ”が近づいても戻る気配が全くない。「どこ行っただー!遊びすぎだっつのー!」←人ん事言えない。

待ってても仕方ない、と捕獲作戦の為外へ出るワシ。福ちゃん、遊ちゃんは作戦後15分ほどで捕獲成功。しかし、ワシのただならぬ気配に感づいたか、アトゥイがなかなか近づいてくれない。紐を使ってユラユラ揺らせて興味を引かせつつ、少しずつ近寄らせる。そして格闘すること10分、なんとか捕獲成功。同時に作戦終了。いそいで準備をすませて出発した。

「すいません少し遅れます・・・」

ギリギリ間に合うかと安心していたが、到着した場所が大間違い。10キロ以上も離れた場所と勘違いしていたのだ。お詫びのTELを入れた後、先を急ぐ。結局20分近く送れて”遊民宿 旅の交差点”へ到着。「おくれました~^^;」・・・

「ピーク時はオニ忙しいけど、スグにでも入れると思うよ」

話にあったコンビニの仕事は寮付きでスグにでも入れるそうだ。これまで探していた仕事は冬のシーズンが始まるまでヒマになると聞いていただけに、これはありがたい話。「スグにでも話をしたいです」のリクエストに即TELして下さり、1時間後に店長さんと顔合わせできることになった。よしゃ!・・・

「ぼちぼち行きますか!」旅の話で盛り上がるうち、あっという間に約束の時間の14:30になった。「ゴチソウサマでした~」宿を出、車で1分のとこにあるコンビニ「セイコーマート」へ向かった。・・・

「うちは厳しいよ!」まずは最初に店長の池田さんの一言。うーん、、、仕事に対する意識については問題ないだろうと自負するワシだが。この一言をもらうと少し考えてしまう。。。がしかし、すでに背水の陣を布いているワシ。やるしかない。「がんばりまっす」と返事。対する池田店長は「はい。では明日にでも履歴書を持参して下さい」と。採用の返事は明日以降へ持ち越しとなった。とりあえず面接終了てとこか。

「多分大丈夫だと思うから。よかったね。じゃまた!」ジージョさんとは駐車場で別れた。有難うございました~今度遊びにいきますね~^^)/・・・店の前なので、小さく「イェッス!」・・・

倶知安町のダイエーで豆腐とサンマを3匹、そして気が早いが”仕事が決まりそう記念”で発泡酒を2本買って戻る。←ただお酒が飲みたいだけダロウガ!

「採用決定が決まってないが、恐らく大丈夫だろう。」ジージョさんの言葉を思い出しながらサンマをさばいて焼く。

大きな期待と少しの不安を同時に抱えつつネコちゃん達と晩飯を食らった。

一人カンパーイ!

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1枚目:「帰ってきてくれ~い!」アセるワシ
2枚目:旅人のバイブル「とほ」
3枚目:旅人の宿、遊民宿「旅の交差点」
4枚目:あ!斉藤さんのスピーカーだ!
5枚目:でっかい!「旅の交差点」です
6枚目:ジージョさんご夫妻
7枚目:最近覚えた、サンマ焼きやす