2005 年 2 月 のアーカイブ

「ミユキ、富山に残る」美幸ちゃんの勇断

2005 年 2 月 26 日 土曜日

突然の帰郷から4日。告別式も終わりこれから初七日を待つ美幸ちゃんが自分の考えで最終決断を下した・・・

”今電話ダイジョウブ?”

午後。向こうの状況が見えないワシは電話の前にまずメールを送り、返事がなければ電話を控えることにしている。

”いいよー”

間もなく帰ってきたメールを待ってコールする。

「ういー」
「ダイジョブだった?」
「うんー、、、」

富山に居る間。メールは何度か交わすが、電話は1日に1、2回程度。だいたいお互いの状況を話し合うような内容で終始する。昨日の告別式で沢山泣いたこと。今日これからの予定など、、、

「ごめんなぁオレなんて、、、」

事故が起こる前、ワシが言いだで企画していたローソン夜勤メンバーでの滑り。どうしようか悩んだが結局参加することにして、昨日は美幸ちゃんを置いてワシだけ滑っていたのだ。

「前々からの話だしね^^それは全然いいよ。しっかり楽しんだ?」
「うん、、、スマンの、、^^;」

会話はそのまま他愛も無い内容にかわる。話し方から美幸ちゃんにも少しずつ笑顔が戻ってきていたように思えた。

そして「いつごろ戻れそう?」という話になったとき、美幸ちゃんから決断が下された。

「まずは、初七日は家に居ようと思っているんだ。そして、いったん白馬に戻る。だいたい3月入ってすぐくらいだね」
「そうか、、、」
「あと、その先のことだけど、、、」
「うん?」

「ミユキ、やっぱり富山に戻るわ」
「ん。^^」

22日の晩。ワシは美幸ちゃんと一緒に富山に向かっているときから心の準備を始めていた。そして、この会話の流れから「くる」と予感したワシは躊躇なく一つ返事をした。

「ミユキ、さんざんばあちゃんに世話になったし、じいちゃん死んじゃってから独りになってしまっても、なかなか傍に居てあげられなかったから、、、せめて最後くらい、四十九日までは一緒に居てあげたい。これはミユキの役目だと思うから、、、」

美幸ちゃんの考え抜いて自分で出した勇断に、感激で胸がいっぱいになった。

「よく決めたね。偉いぞ!!」
「うん、、、」
「おばあちゃんの横にいてやんな^^」
「わかった、、、また連絡するね^^」
「じゃな!」

通話を切り、ため息を一つ。

うれしさ半分
寂しさも半分
フクザツな心境だった・・・

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1枚目:カレーパスタ中。ワンパターンな構図(汗)

”ばあちゃん”への手紙

2005 年 2 月 24 日 木曜日

美幸ちゃんと飲むときはいつも「部屋飲み」。ある日、ワシが先に寝てしまったとき、いい感じでフラフラになっている美幸ちゃんが何やらテーブルでカリカリやってたのを覚えている・・・

「これウマェ!」

そう大したもんではないが、こと「ポン酢」に関しては少しだけコダワリがあるワシ。昨日、武井さんから頂いたヒガシマルの「ゆずポン酢」を食ったワシは脱帽。うどんを釜揚げしたものをそのままポン酢で食っただけだが、めちゃウマかった。

”そういや、あの時もこうやって横になって、、、”

あっという間にうどん一玉を平らげてしまい、メシ終了。少しマッタリしようと横になったときに、以前美幸ちゃんと飲んだ時の事を思い出した、、、

(回想)

、、、「ばあちゃん、、、元気でやっとるー?、、、ミユキは今、長野でぇ、、、」

そのとき、酔いと眠気で先にダウンしたワシの横で同じくいい感じで酔っていた美幸ちゃんが実家のおばあちゃんと楽しそうに話していた。そして、しばらく話して電話を切った後、何やら独り言をボソボソ言った後にテーブルで何やら書き始めた。

「ば、あ、ちゃ、、、ん。お、げん、き、、、で、、す、か」

字と合わせて読み上げてくれるので、何を書いているのかがすぐ分かる。間違いない「おばあちゃんへの手紙」だわ。

結構長いメッセージなのか?ずっとワシに背中を向けている。ワシはそのままほっといて眠りに落ちるか落ちないかの狭間で気持ちよくなっていった・・・

「あ!”バサバサバサ”」

数分後、ワシがおもむろにトイレに行こうと立ち上がると、急にその手紙を見せまいと隠す仕草を見せた。ただ、その仕草とてもわざとらしく、逆に読んで欲しいかのように思えるほど。でも、今は相手でず、、、眠気が勝っていたためトイレから戻るとまま寝てしまった、、、(回想終)

”もしかしてその手紙ってまだここに残って、、、、あ、あった”

先日の事を思い出したワシは美幸ちゃんが手紙を隠すフリをしていた場所に手を突っ込み取り出す。案の定手紙はそのまま残っていた。勝手ながらA4用紙にでっかい字でかかれた手紙を読ませてもらうことにした、

  ばあちゃん、こないだは電話で話せてよかったよ!
  ミユキが横にいてやれなくてゴメンね!

でっかい字でかかれた手紙には美幸ちゃんの愛情がたくさん詰まっていた。これはいずれ本人に読んでもらうつもりだったろうに、、、悲しくもこの手紙を書く直前に会話したのが最後になってしまったわけだ。。

  スイカ!作ってください!
  ばあちゃんが作ったおいしいスイカを食べに行きます!

美幸ちゃんが大のおばあちゃん子なのはワシも良く知っていた。数枚あった手紙を読んでるうち胸が詰まってきたワシは読み進めるのが困難になっていく、、、

「ウッ、、、、」

あの時、初めて事故を知らせる電話がかかってきたとき、美幸ちゃんが力なく崩れ震える肩を抱いてたことを思い出した。目からは大粒の涙がこぼれた・・・

今日はお通夜だそうだ。
美幸ちゃんはまた沢山の涙を流しているのだろう

その姿を思い浮かべ部屋で独りすすり泣くワシだった・・・

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1枚目:寂しくうどんを食うワシ。

千葉の仲間達を見送り、一人になる

2005 年 2 月 23 日 水曜日

昨日、2ヶ月半ぶりに再会した千葉の仲間達だったが、昨日の一件から夕方以降はワシら二人が富山へ行ってしまうことになり、皆にも心配をかけることになってしまった。せっかく来てくれたのだからせめて今日は・・・

「お早うございます~!!」

昨日、夜中に富山を出たワシは朝方には白馬の部屋へ戻ってきていた。そして今朝、連絡を入れて皆の泊まっているコテージへ顔を出した。

「タイヘンでしたねぇ、、おばあちゃんのほうは?」
「まだ、なんとも分からない状況で、、、」
「美幸ちゃんから連絡は?」
「何も、、、」

美幸ちゃんと相談した結果、皆には「おばあちゃんが事故に病院へ運ばれ、今そこに向かっている、、、」とだけ話してて、亡くなられた事は伏せておくことにしていた。美幸ちゃんからのワシへの連絡も「まだ」という事にしよう、と。

「それじゃ、アサメシでも食いますか!」

武井さんが立ち上がり鍋の準備にかかった・・・

「それじゃあ、後で、、、」

食べ終えた後、予定通り今日も皆で滑ることになったのだが、ワシは松本まで車を走らせる用が出来てしまい、先に滑っててもらうことにした(ほんと、ほったらかしでスイマセン)・・・

「もしもしー?今ドコー?」
「はい。今、駐車場に到着したところです。すぐ行きます!!」

松本からとんぼ返りで戻ってきたワシはいったん部屋に戻り、ウェアに着替えてゲレンデへ。時間は既に3時半。もう残り時間が1時間を切っていた。

「お待たせ致しました~^^;」
「あいよ~(゜O゜)」

休憩所で水を飲みながら待っていた皆さん。昨日とは違い悪天候だったこともあり、あまり調子が出なかったのか、ちょっとお疲れのご様子だった。

「滑りは切り上げても私にお気遣いなく、、、」
「いや、行きますよ!それじゃボチボチ行きますか!!」

気を使わせてしまったなぁ、、、カメラを持って外へ出た・・・

「おー、ここって飲み放題なんですね!」

滑り終えたワシらは部屋の近くにあるパスタ屋さん「すぺっつぃえ」へやって来た。白馬に来て既に2ヶ月が経過するが殆ど部屋で生活していたワシらは近郊のおいしい店情報が全くなかった。もし、ここのパスタ屋さんで飲み放題と知ったら、、、

”美幸ちゃん喜ぶだろうなぁ、、、”

今日もずっと頭半分を支配していた美幸ちゃんの事を思う。松本に向かう途中で電話をしたところによると、明日、お通夜で明後日告別式だとか。

「まだ、連絡は入らない?」
「そうなんですよ、、、」

滑っているとき、休憩しているとき、何度かその質問を受けたが、同じ返事を繰り返すワシ。メンバーは気を使ってワシと二人になるタイミングでボソッと聞いてくる。皆で会話する場面では決してその話題を出さないところに気遣いを感じる。

「お疲れでしたー!カンパーイ!」

頼んだパスタとピザが運ばれてきた。白馬に来るときにずっと運転していた桐谷さんに代わり、帰りは武井さんが運転することになった。体が空いた桐谷さんはまみサンと一緒に飲み放題を注文。おいしそうに飲み干した・・・

”みんな、ワシが隠している事に気づいていたのかもしれないな、、、”

いつも盛り上がる楽しいメンバー。今日はワシをそして美幸ちゃんを励ますようにいつも以上におどけて明るく振舞ってくれてたように思う。今のワシは電池切れ状態。。感謝です・・・

「じゃあ!遅くまでアリガトウございました。道中お気をつけて」
「はい!では!」

21時。いつも千葉を発つときに見送られていた立場だが、今日はワシが皆を見送る番だ。

「ありがとう!」

駐車場を出る車を見送るワシは”二人分”の手を降って見送った・・・

”そか、、、そうだよな、、、”

昨日、美幸ちゃんを富山に送った後戻ってきた白馬にはまだ千葉のみんなが待っててくれた。でも今は、、、

ここで今更ながら強烈な孤独感に襲われる。
車のシートがいつもより冷たく感じた・・・

寒ぃな(´へ`)

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1枚目:コテージ「ブラウニー」です
2枚目:武井さん料理中!プロの手つきです!
3枚目:松本からの帰り。皆さんお疲れ?^^;
4枚目:残り時間で滑りまくるぞ!の4ショット
5枚目:武井さん。昨日より上達してたぞ!
6枚目:飛んだりしてたぞ!
7枚目:足湯にて。5人の足。一人足りない、、、
8枚目:足湯で撮影!湯が冷えてて寒かったな(x_x)
9枚目:千葉へ帰る直前!まみサン、カマキリ??

富山で交通事故、美幸ちゃん泣き崩れる

2005 年 2 月 22 日 火曜日

今日は千葉の桐谷サンの運転する車に武井サンまみサン、そして初お目見えのまっちゃんが白馬まで滑りに来てくれた!日中は天気もよく楽しく滑っていたのだが、夕方から事態が急変。急遽富山まで走ることになった。そして・・・

「なんか照れくさいなぁ!」

朝7時半。この時間はわりと客が多く、レジに立つワシはひたすらバーコードを読んでは数字を読み上げていた。客が引いた頃を見計らってパンの棚から突然レジに現れたのは、武井さんと桐谷さんだった。普段、店側の武井さんと客側のワシだったが、今日は逆転。気持ちの準備はしていたが、、、照れる!!

8時。仕事を終えたワシは皆と一緒に部屋へ戻る。寝ずに来てくれた皆さんに少し休んでもらおうと思ったが、皆さん平気なご様子。結局、一服してそのままゲレンデに突撃することになった・・・

「楽しかったねぇ、腹減ったぁ!」
「じゃあ、僕らは後で行きますので^^」

16時頃に滑り終え、コテージで集合の約束をしてワシと美幸ちゃんはいったん部屋へ向かった。今日はワシと武井さんと桐谷サンとまっちゃん4人合同の誕生パーティーが予定されていてこれから本番!飲むぞぉー!・・・

「もしもしー、、、エエッ?、、、イヤァッ!!」

18時半頃、美幸ちゃんが風呂に入終え髪も乾かして準備が整った頃、ワシも顔を洗おうと洗面所に入ったその直後の事だった。悲鳴とまではいかないが普段の会話では聞かないような声。明らかにおかしい。あわてて蛇口を止めて洗面所を飛び出した。

「ばあちゃんが!ばあちゃんが!!」
「どうした??」
「車にはねられた!、、、アァァ!!(泣き崩れる)」

動揺し泣き崩れ、肩を大きく振るわせる美幸ちゃん。ワシはその震える肩を抱いて、富山との会話を見守った。

「、、、救急車に乗るときに、、、ばあちゃん心臓が止まってたって、、、、アァァ!!」

電話を切る。

「なるべく早めに富山に戻ってきてって、、、」
「そうか。今すぐ準備して!病院へ行こう!早く!泣きながらでも手を動かせ!」

泣き崩れる美幸ちゃんを横にズボンを履き替え、今日のパーティーの買出しをしているであろう、武井さんに電話。事情を説明しようとするが、ワシも若干動揺していた為、端的な説明になってしまう。

「あ、分かりました。はい、、、気をつけて!」
「ごめんなさい。行ってきます、、、」

混乱しながらも状況を理解して下さった武井さんとの会話を終えた後、車の元へ走った・・・

「、、、ウッ、、、ウウッ、、」

車を運転中、ずっと手を握るワシ。その横で混乱する美幸ちゃんは「ありがとう。ゴメンネ」と繰り返してはうつむいて体を震わせる。おばあちゃんとはワシも2度ほどお話したことがある。「あのおばあちゃんが、、、」美幸ちゃんと同じくワシも信じられない。雪の中、車はひたすら走り続けた・・・

「え、、、どういう意味?病院じゃないの??」

走り初めて一時間が経過しようとしていた。入ってきたメールを見る美幸ちゃん。

「”実家に直接来てください”って、、、電話しなきゃ」

電波の届きにくい道にイラつく美幸ちゃん。

「もしもし、、、そう、、、わかった。はい。」

やっと繋がった電話に淡々とした口調で会話を終えた美幸ちゃん。

「ダメだった、、、」
「、、、そうか、、」

うつむきすすり泣く美幸ちゃん
ただ手を握ってやるしかできないワシ
車はもうすぐ高速に乗ろうとしていた・・・

「それじゃあ、手伝えることがあったら電話して」
「うん、じゃあ、、、」

実家の前に到着。昨晩の夜勤から一睡もしていないワシの疲労はピークに達していた。美幸ちゃんの「寝ていきなよ」の言葉もうれしかったが、親族の方々が悲しんでいる場面で寝るためにだけに一人ノコノコと土足で入り込むようなことはできない。まして旅に賛成してもらってないご両親にとってワシは「招かざる客」、、、とりあえず近くの駐車場で仮眠を取りながら連絡を待つことにした・・・

「長田サン、お母さんが「ここで寝て行って下さい」って」

駐車場で横になって間もなく美幸ちゃんから電話が入る。お母さんが気を使って下さったようだ

「うん、気持ちだけ頂いとくわ。お父さんお母さんに「御愁傷様です。顔も見せずゴメンナサイ」ってお伝えしておいてね」
「うん、わかったよ、、あ何かあったら連絡する」

寝る用意をしてなかったのはしくじった。冷える中、暖房を「強」にして仮眠に入った・・・

”まだコンビニ駐車場。今から戻ります”

その日、結局連絡なく、目覚めたのは夜中の2時。メールを打って白馬へ向かった・・・

”千葉の皆には戻るまで黙っておこう、”

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1枚目:千葉の仲間達がやってきた
2枚目:翌4時。準備のあとが、、、

そう、一緒に。

2005 年 2 月 7 日 月曜日

沖縄に帰るまであと40日を切っていた。これまで一緒に居た美幸ちゃんは決断を迫られていた・・・

「素直にオレの気持ちを言えば、、、」

去年12月、姉貴からのメールで帰郷の「宣告」を受けたワシはその日の内にこの事を美幸ちゃんに話していた。そして、「一緒に沖縄へ行くかどうか」ということについては、美幸ちゃんのご両親の事など、クリアしなければいけない問題は別として、「一緒に居れたらうれしい」とシンプルなワシの気持を伝えていた。

「すぐでなくても良いから、とにかくよく考えて、、、」

今回の決断には北海道から旅を共にする時以上の重さがあると思った。それだけに「揺ぎ無い回答」が欲しかった。

「わかった、、、」

その後、この話にはしばらく触れずにいた・・・

「それで、どうするの?」

今朝、ケンカ絡みの会話の流れから先日の問題が浮上してきた。これまでも何度かその話になっていたが結局美幸ちゃんのダンマリではっきりせぬまま今日まで来てしまった。時期的にも「そろそろ決めておかないと」とした上で答えを求めてみた。

「ナガタさんはどう思ってるの?」
「はぁ?またそれかい!!」

前回まで言っていたこととまた同じフレーズを繰り返す美幸ちゃん。これじゃまた同じことの繰り返しだ!

「だ、か、らぁ、、、」

美幸ちゃんには(少なくともワシにはそう思える)悪い癖がある。自分の意思表示がヘタな事を棚に上げて、「どうなのよ?」と、相手にその話を投げかけ、意図している状態に場を変えようとするのだ。

例えるならば、実は自分が食べたいのに「カレー食べたい!」とは言わず、「カレー食べたい?」とワシに聞きカレーにありつける雰囲気を作る。という感じだ。

それがまだカレー程度の可愛いで許せる範囲内であればよいのだが、今回の場合、ワシから「沖縄へ来い」と引っ張っていくことは、ご両親の気持ちも分かるだけにワシからは言えずにいた。

でも、美幸ちゃんの方が強い意志で「付いて行く!」と決心してくれたのであれば、その発言に責任を持ってもらう変わりに、ワシにご両親を全力で説得する理由ができる。

「美幸ちゃんはいつもこうだから、、、俺の”一緒に居たい”という気持ちは始めから言っているし今も変わらない。だから美幸ちゃんも責任を持てるハッキリとした言葉で意思表示をしてほしい、、、」

もともとケンカから派生してこの問題になったので、雰囲気もそんなに良くない。でも、ここは言うべき場面と判断したワシはこの際に思っていることを全てぶちまけた。

そこで思いが伝わったのか美幸ちゃんは

「どうせ行ってもケンカばかりだし、、、仲良しのときはとても楽しいし一緒に居たいと思う、、、」

と徐々にその言動が変化してた。

「美幸だって仲良くできるのであれば、ずっと一緒に居たいと思ってるよ」

「これについてはケンカにならないよう、お互い努力する必要があると思うよ」

「分かった。努力する、、、」

「だから?ちゃんと意思表示しなって!」

美幸ちゃんは「食べたい」「行きたい」等、特定の欲求にはワガママ発言が多いのだが、こういうときにはホント煮え切らない。ハッキリとした明言を待っていると

「一緒に連れてって下さい」とポツリ

「、、、ほんとにいいんだね?この判断は”旅についていく”と言ったとき以上に大変なことだよ?」

「ウン」

「これからはケンカも少なくなるように努力するんだよ?」

「ウン」

これまでケンカの原因はだいたいワシあるいは周囲への心無い行動や言動等「気遣いが出来てない!」的なところから始まっているのだが、美幸ちゃんは「ソコまでやんなくてもいいでしょ!」と反発。その度に「この子とはもうやっとれんわ!」となって架橋に突入し、結局「お互い歩み寄る努力をする」という結論に達し仲直りをしてきた。でもすぐに同じような内容でケンカが始まってしまいエンドレスに続いていた。お互いそうだが、こんな事を一生繰り返すつもりは、本当に平行線であればその時は、、、とまで考えていた。

「ほんとにダイジョウブだね?」

最後に念を押した

「うん、分かったよ」

「、、分かった。じゃ俺も一緒に沖縄に行くつもりでいるからね。よく決断したな、アリガトウ」

美幸ちゃんの「言いたかった事を言えた」という安堵の表情が今の気持ちを物語っていた・・・

「沖縄行ったらさぁあ!」

これまで、「沖縄に行ったら」話が暗黙のタブーになっていたのだが実質解禁されたワケで、、、二人は夢中になって「その後」について話をしていた

これからも美幸ちゃんと一緒に居るんだな、

そう、一緒に。

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1枚目:ブレーカーが落ち補助灯がついた