「ハージ、ハージ、、、」
「、、、ん?、、おーおー。。」
裾をツンツン引っ張る美幸に起こされた。。
ネットカフェの保守の仕事は、だいたい深夜に行う。
美幸に起こされた私はちょっと寝坊してしまったか、とあわてて起きる。
「気分悪いよー、、ハージ」
横でうずくまる美幸が苦しそうにしている。
めったに病気をしないだけに動揺を隠せない。
しばらくすると、ふらふらと立ち上がり洗面所へ向かう美幸。
追いかけて背中をさする私
「大丈夫か、、大丈夫か、、、」
「苦しいよぉ、、、」
ただ、撫でるだけしかできない無力で小さな自分に苛立つ。。
小次郎も悟ってか、ちょっかいを出さず、横でお座り。
”何かに当たったか?”
今日、晩飯代わりに寄った近くの居酒屋で、いくつか生ものを口にしていた。
「ウ、、、ウゥ、、、」
、、、
「ゴメンネ、、」
「いいから。ゆっくり休んでな、、」
30分後、準備を済ませた私は、力なく横たわる美幸に声をかけ、部屋を出た。
普段がはちきれている彼女だけに、落差が大きいととても心配になる。
”早く良くなってくれ、、”
深夜の高速に乗った。