お隣さんからの頂き物

「手紙書いておきますね」米倉さんが実家へ発たれる直前、隣のおばあちゃん家に挨拶に行ってきたが、残念ながら留守。入り口に手紙を挟み米倉さんは発った。

「すいませーん、すいませーん」

入り口で呼ぶ声が。「はいーちょっと待って下さいよー」ネコちゃんが外へ行かないように、通り道になるドアを締めてから玄関を開ける。

「これいっぱい作ったからちょっと食べてくんねかな」

満面の笑顔のその手にはタッパーが。お隣の中里さんだ。中にはふかしたカボチャがいっぱい!感激である。「有難うございますー!」

米倉さんが出発した翌日にも煮豆をもらっていたワシはもらいっぱなしじゃなんだからと”何かお返しできるものはないか”と、聞いてみた。

「サンマをお分けしましょうか!」「あるからいいよ」
「じゃあネギを!」「うちで育ててるからいいよ」

「あ、そっすか^^;」鉄壁。。。思いつくもの思いつくもの全部、「家にある」か「畑にある」と。上手だった・・・

米倉さん宅はネットがつなぎ放題で電気もある(当然だけど)ので、いうことナシなんだけど、唯一、ドコモ、ジェイフォンの両方が”圏外”。。電波が届かないので当然携帯宛てのメールも入らない。

”届かない”なら仕方ない。

最初は不安だったが、時間を追うごとにそのストレスからも開放されていく。携帯を持って10年近くなるが、なかなかそういう体験はできない。(”携帯の電源を切ってりゃいいやん!”て言われそうだが、そういうことでもないのよそれが^^)午前中は可愛いネコちゃんたちととてもまったりした時間を過ごした。

昼過ぎ、履歴書を持ってセイコーマートへ届ける。

「じゃまた明日にでも採用通知を致します」
「あの、私は今携帯が使えないところにいるので、ここの番号に・・・」

忙しそうに見受けたので長居はせず、用件だけ伝え、場を後にする・・・

「こんにちわー、こんにちわー!」

晩、豆腐に乗せるネギを刻んでいると声が。ネコちゃんを外に放していたのでドアあけっぱで玄関へ向かう。「おやまあ中里さん」

「石狩鍋つくったんだけど一人では食べ切れなくてねぇ・・・」

朝のカボチャのときもそうだが、丁度ご飯を作っているときに持ってきて下さるのでかなり助かる。遠慮なく頂きやす!

メシと同時に”思いやり”も頂いた。感謝。

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1枚目:隣の中里さんより、カボチャです
2枚目:またまた石狩鍋頂やした
3枚目:”やりすぎ感”のある山盛りおろし

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